シクロクロスをはじめよう その2:パーツ選定と組付け

さて、前回中古車両の購入まで行ったわけですが、今回はコンポーネントやブレーキなどの選定です。

最近のシクロクロスのトレンドをみていると、フロントシングル仕様のバイクがそこそこ増えているように見受けられ、なによりパーツ構成がシンプルになるのは良いことっていうこともあったので、SRAMのRIVAL1とかAPEX1でフロントシングルで組む案も脳内会議で出たのですが、コストと入手方法の煩わしさであえなく却下。

手持ちのロードとの互換性を考えるとベースはシマノ先生に頼らざるを得ない訳で、、、

手持ちパーツとの互換性を考えると11速コンポで且つ安価っていうと。。。「5800系の105」一択。

この時点で、シフター(STI)フロントメカ(FD)リアメカ(RD)は問答無用で決まりです。
FD,RDは正直そんなにバカ高くは無いのでamazonで新品をチョイス。

STIは新品で2万近くしてしまうので、こちらは中古を漁って半額くらいで程度の良いものをチョイス。

カンチブレーキは本当だったら
・BR-CX70
を使いたかったのですがどうやら廃盤になっている模様。その下のグレードの
・BR-CX50
はなんとかまだ廃盤にならずに継続されていたのでコチラをチョイス

ブレーキシューとカセットは手持ちのアルテグラのカセットとデュラのブレーキパッドに交換して使います。

問題はクランクです。
S-WORKSを除くSpecializedのロードやシクロのBBは基本BB30で、それにあうクランクっていうとほぼFSAのOMEGAやGOSSAMERになっており、私のはOMEGAというクランクになります。

最初は、今のローラー台用マシン同様にこんなカラーをかませて105のクランクも考えたんですが、どうやら105のクランクにはシクロ用の46/36Tの設定がない模様。

シマノでシクロの歯があるクランクはというと、
・FC-R500 入手難易度高
・FC-R510 入手難易度高
・アルテグラ(6800,8000) コスト高
※FC-R500,510共に基本は完成車に付いてくるクランクで単品売りが無い設定。

R500,R510は入手難易度高いし、アルテはコストが高いしでシマノクランクは今回は断念しました。

そして出した結論が

・FSA GOSSAMER

今のクランクがFSAのOMEGAのひとつ上のグレードのクランクで、これなら46/36Tも使えて、何より完成車にバカスカ採用されているので市場の流通量が半端なく多いです。

但しクランク長・BB種別・BCD(PCD)・取付けボルト種別などで絞っていくと流石にあまり選べませんでしたが(汗)

そして組み上がりがこちら。

とりあえずコンポーネントはこんなところです。次は既に付いてしまってますがホイールとタイヤをどうしたかです。それでは~

シクロクロスをはじめよう その1:車両選定編

ダートを走りたい。。。

昔のバイク連中からは「お前って奴はまた懲りずに」と言われそうですが、ダートに繰り出したい欲が自分の中でのストップ高状態になっております。

MTBも考えたんですが、
嫁さんより「汚れたジャージは誰が洗うんじゃ!」というグウの音も出ない正論をぶつけられしばらく頓挫しておりました。
入間のY’s RoadのMTBコーナーで立ち止まって車体みていると漏れなく早くこの場を立ち去るように諭される始末www

で、そんな正論に負けずにシクロクロスというロードとダートの良いとこ取りしたマシンならどうだろうと思ったわけです。
MTBほど激しくなさそうという、あくまで「情緒的な部分」に訴えかける作戦です。
実際、汚れるって意味ではほぼ互角だけどなwww

因みにオートバイレースの方にもロードバイクとモトクロスのミックスで「モタード」というジャンルがありますが、あちらは「モトクロッサーの車体」に「ロードのホイールとタイヤ(溝は彫ったり彫らなかったり)」
シクロクロスはロードに近い車体にタイヤがブロックパターンとなっています。
競技の成り立ちも違うのでどっちがどうと言う訳では無いですが面白いですね。
※因みにモタードはアスファルト7割、ダート3割のミックスレースです。

さて、なんとか嫁の許可も半ば強引に取り付けてシクロクロス入手計画に移ります。

選択肢は、、、
1:シクロクロスの完成車を購入 15万~
2:新品フレームのみ購入してパーツ組み フレーム8万~+パーツ???
3:中古の完成車を購入してリファイン 6万~+パーツ???
4:中古のフレームを購入してパーツ組み フレーム4万~+パーツ???
の4つ位かなと。

色々夢が膨らみまくりでしたが、まだどこまでやるかもわからないのとコスト的な兼ね合いで3or4でヤフオク、メルカリ等を物色。

中古の場合、車体サイズやらヤレ具合やら色々わからない所も多いので最悪はゴミだったとしてもダメージが少ない位の金額感で行きます。

後、フレーム(車両)選びの際に大きな分岐点があります。
カンチブレーキかディスクブレーキかの選択です。
1,2なら間違いなくディスクを選んだんですが、今回はコストを掛けないこととディスクブレーキ仕様の安価で軽いホイールが入手しづらい現状を考えて今回はカンチブレーキで行きます。
カンチブレーキなら家にあるホイールも使えますしね。

そして、入手して来た車両がコイツ!

Specialized CruX elite
コンポはSORA 9速
ホイールはカンパのカムシン3G

外見の傷は結構ありますが、どうせ土の中にダイブするし気にしません。
ボルトの錆は散見されますがまぁ想定範囲内です。

早速洗車したり、コンパウンドで磨いたりして蓄積された汚れを落としていきます。

クランクのボルトが一部欠損していることに気付く。。。
外れて危ないという事ではなく欠損しているボルトが無いとクランク外せませんw

とりあえず、このままでもタイヤをダート用に履き替えて最低限のメンテをすれば乗れなくは無いのですが、やっぱり消耗品やら持ってるパーツを最大限活用したいのでバラして組み直しを行います。

そのあたりのパーツ選定と組付けについてはまた次回に、ではでは!