シクロクロスのフロントシングルギア化とリアスプロケットのワイド化

シクロクロスのバイクを組んでダートを走ってみた結果、私の脚力だとフロントのアウターギアは一生使わないという事を草々に悟る。

だったら、フロントはシングルギアで十分ではないのか説勃発

調べたら、サードパーティメーカからナローワイドと呼ばれるフロントシングル用のギアが出ている事判明。

自分のつけてるクランク PCD(BCD)110で設定があるナローワイドで且つ、安価なものを探す。

RaceFaceというブランドがwiggleで販売しているのを発見。

ポチッとな!

えぇ、これで速くなる訳でも無いのに物欲に負けました。。。
・フロント38T
・リア11-32T
で一先ず組んでいきます。

105のショートゲージのリアディレーラー(RD-5800-SS)なので28Tまでが本来のキャパシティーですが、フロントシングル仕様については、32Tでも問題なくシフトチェンジ出来ました。

32Tの状態だとスプロケットとガイドプーリーが近い状態となっており結構ギリギリな感じですが、クランクを回した感じでの抵抗は特に気になるようには感じられません。

因みにフロントダブル(50-34)でフロントをアウターに掛けてリアを32Tにすると流石にテンション張り過ぎでクランクを回した際の抵抗も大きな感じでした。

私は試してませんが、フロントダブルでも、あと2リンクほど伸ばせば何とかなる気はします。
但し、フロントインナーでリアをトップにした時にかなりテンションが緩くなるのは目に見えているのでオススメは出来ませんし、やってマシン壊したり怪我しても自己責任でお願いします。

RD-5800-SSでのフロントシングルのキャパが大体わかったので実際のリアのカセット選択ですが、3種類のカセットの各ギア設定や重量等をまとめると以下になります。

現状は、105(5800)の11-32Tを装着しているわけですが、コースプロファイル上問題なければレースの時はロード用の11-30Tを使用するのが軽くて良いのかなと。

逆に11-32Tのアルテグラ(R8000)と105(5800)の重量差が22g程度だと改めてアルテのスプロケを買う必要は無いのかなと。

11-34Tに至ってはハイギアードの方も歯が2段離れており、流石にワイドすぎるのでレースだとチョイスしづらいかな。
ポタリング等するのであれば、劇坂や悪路対策としては最高な気がします。(笑)

まぁ、そんな事より最大のメリットはこの11-34Tに限っては、今までの10速用ホイールでこのカセットを使う事が出来る事だったりします。
手持ちの10速ホイールを11速用として生かすことが出来るのは大きな事ですね。

ただ、これってスプロケットの位置が11-34Tと他の11速カセットとで異なるような気がするので、カセットを付け替える度にリアディレーラー調整が発生するのかな?
だとするとレースの際にこれを使うのは尚更難しい気がします。

という訳で、私の今回の結論は、
フロント:38Tのシングルギア。
普段の練習は、105の11-32T。
レース時は試走で問題なければ、R9100の11-30T。
で行こうと思います。

これで
・フロントディレーラー
・シフトワイヤー
・フロントダブルのギア46*36T
分軽くなり、
・RaceFace 38T
分重量増となりました。


フロントディレーラー:95g


シフトワイヤー:46g


46-36Tダブル旧クランク:716g


シングルギア新クランク:492g

あっ、さり気なくクランクも中古の安いカーボンクランクをゲットして更なる軽量化しましたw

95g + 46g + 716g – 492g = 365g

の減量に成功です。


変速周りがゴソっと無くなったのでフロント周りがかなりスッキリしました。

そして、現時点での車体重量が、
ジャスト 8kg!
ベルやら何やら除けばアンダー8kg達成ですね。

遊びのつもりで組んだマシンがそこそこ出来上がってしまったので、とりあえず1月28日の茨城シクロクロスに参戦してこようと思います。
まぁ、体力が絶望的に無いので、安全に怪我だけはしないよう楽しんで走ってきます!

そのレポートはまた後日~

シクロクロスをはじめよう その3:ホイールタイヤ編とペダルもね。

さて、車両選びからコンポ周りの組付けまで終了し、今回はホイールとタイヤの選定です。

ホイールですが、大きく分けて3種類
・クリンチャー
・チューブラー
・チューブレス
があります。

クリンチャーはタイヤの中にチューブを入れて使うタイプ。ママチャリなんかもこれで一番一般的ですね。

チューブラーはタイヤにチューブが縫いこまれており、ホイールに接着剤でつけて使います。ロードバイクのレースなんかでよく使われています。ロードバイク乗るまでこんなタイヤ知りませんでした(汗)

チューブレスは自動車やオートバイと同じで中のチューブが無いタイプです。自転車ではMTBではメジャーですがロードバイクではまだまだマイナーですね。

シクロクロスのレースではチューブラーが主流の用です。ダートの中を低圧のタイヤで走る為、クリンチャーだとリム打ちしてパンクしてしまう事があるからだとか。

今回は結構高かったのに家でローラー練用の成り下がっている「MAVIC キリシウム SLS」をチョイス。

手持ちのカーボンチューブラーもありますが、これを投入する勇気はさすがに無いので、マビック投入です。重量も1395gとクリンチャーホイールの中ではかなりの軽量級に属します。

ただ、普通にクリンチャーとして使ってもまぁ自分レベルなら良いかなとも思ったんですが、どうせならやってみたかったマビックホイールのチューブレス化にチャレンジしてみようかと思います。
※マビックのホイールはチューブレス未対応のものでもチューブレス化に成功している記事が結構ネットに上がってます。

こんな感じでスポークのホールが空いてない造りになっています。

そして用意したタイヤ等は、
・IRC SERAC CX TUBELESS   9,980円(2本合計 タイヤ)
・STANS NoTubes 44mm      2,190円(2本入バルブ部)
・IRC タイヤレバー        1,080円

通常のタイヤ交換と変わらないくらいの値段です。


タイヤはIRCのSERAC CX TUBELESS 結構ド定番ぽいので先ずはコレで試してみます。

「STANS NoTubes 44mm」は空気を入れるバルブです。チューブレスなのでチューブの代わりにこいつになります。

念のためですが、タイヤレバーをIRCから発売されているチューブレス用のものを1セット購入しておきます。

先ず、チューブレス用のバルブを仮組みしその後にタイヤをハメていきます。

バイクレースの時以来のチューブレスタイヤの手組みです。入れるのはバイクレースの時に比べたらそんなに苦労しませんが、このあたりは馴れなので人によっては結構辛く感じる人もいるかも知れません。

後、女性の力だとかなりコツを要しないと嵌めづらいかもしれません。

この時中性洗剤を薄めたものをビード面に塗っておくと滑りが良くなってハマりやすいですが、バイクなんかで使うビードワックスも試してみましたがリムブレーキの人はブレーキ面にビードワックスが付かないよう気を使う割には、バイクの時ほどメリットないなと思います。

またコツとしては、「最後にハメる部分」の間逆側のビードを落としておくこと。文章にするとわかりづらいんですが、これがわかってないと力技で押し込む事になります。
※オートバイでのチューブレスタイヤでの経験ですが、ここで力技で押し込むとビードが歪んだり最悪傷をつけてしまい、後のビード上げの際に「上がりづらい」「上がらない」となってしまうケースが見受けられていました。

さて、作業の続きです。タイヤをハメるまでは順調だったんですが、これバイクでもよくある話ですが、、、まぁビードが上がらん訳です(汗)

普通のロード用フロアポンプだとビード上げるくらいまで圧力が掛けられません。。。

※ホイールとタイヤの相性が合えばイケるとは思います。あくまで今回のケースではフロアポンプでは上がりませんでした。そもそも本来チューブレスホイールでも無いしねw

色々悩んだ結果、使いきりのCO2ボンベで上がるんじゃね?というのを思いつきチャレンジしたら大成功!

但し、毎回CO2ボンベ(約300円)で上げるのも馬鹿らしいので、コンプレッサー等が自宅に無い人は高圧タンクを買うというのも一つの手かと思います。チューブレスのビード上げに使う高圧タンク、調べた限り安いものでも5,000円位しますね。

私はバイクの時にコンプレッサー持っているので、もう一個のホイールは問答無用でコチラをチョイスしましたw

あとペダル類は色々調べた結果、無難にクランクブラザーズにし、

シューズはお安くY’s入間で約1万円で売られていたNORTHWAVEのベロクロで決定です。

と、これで完成ですが、ざっくり掛かったコストですは、

車両周り:10万円

タイヤ周り:1.3万円

ペダルクリートシューズ:1.6万円

嫁曰く、もはや新車買っても良かったんじゃないかw

という有難いご意見も頂きましたが、車両では10万円以下に抑えられたので良しとします。(フレームだけ後で買い換えても良いしwww)

これで後は怪我せず楽しむだけですね、ではでは〜

シクロクロスをはじめよう その2:パーツ選定と組付け

さて、前回中古車両の購入まで行ったわけですが、今回はコンポーネントやブレーキなどの選定です。

最近のシクロクロスのトレンドをみていると、フロントシングル仕様のバイクがそこそこ増えているように見受けられ、なによりパーツ構成がシンプルになるのは良いことっていうこともあったので、SRAMのRIVAL1とかAPEX1でフロントシングルで組む案も脳内会議で出たのですが、コストと入手方法の煩わしさであえなく却下。

手持ちのロードとの互換性を考えるとベースはシマノ先生に頼らざるを得ない訳で、、、

手持ちパーツとの互換性を考えると11速コンポで且つ安価っていうと。。。「5800系の105」一択。

この時点で、シフター(STI)フロントメカ(FD)リアメカ(RD)は問答無用で決まりです。
FD,RDは正直そんなにバカ高くは無いのでamazonで新品をチョイス。

STIは新品で2万近くしてしまうので、こちらは中古を漁って半額くらいで程度の良いものをチョイス。

カンチブレーキは本当だったら
・BR-CX70
を使いたかったのですがどうやら廃盤になっている模様。その下のグレードの
・BR-CX50
はなんとかまだ廃盤にならずに継続されていたのでコチラをチョイス

ブレーキシューとカセットは手持ちのアルテグラのカセットとデュラのブレーキパッドに交換して使います。

問題はクランクです。
S-WORKSを除くSpecializedのロードやシクロのBBは基本BB30で、それにあうクランクっていうとほぼFSAのOMEGAやGOSSAMERになっており、私のはOMEGAというクランクになります。

最初は、今のローラー台用マシン同様にこんなカラーをかませて105のクランクも考えたんですが、どうやら105のクランクにはシクロ用の46/36Tの設定がない模様。

シマノでシクロの歯があるクランクはというと、
・FC-R500 入手難易度高
・FC-R510 入手難易度高
・アルテグラ(6800,8000) コスト高
※FC-R500,510共に基本は完成車に付いてくるクランクで単品売りが無い設定。

R500,R510は入手難易度高いし、アルテはコストが高いしでシマノクランクは今回は断念しました。

そして出した結論が

・FSA GOSSAMER

今のクランクがFSAのOMEGAのひとつ上のグレードのクランクで、これなら46/36Tも使えて、何より完成車にバカスカ採用されているので市場の流通量が半端なく多いです。

但しクランク長・BB種別・BCD(PCD)・取付けボルト種別などで絞っていくと流石にあまり選べませんでしたが(汗)

そして組み上がりがこちら。

とりあえずコンポーネントはこんなところです。次は既に付いてしまってますがホイールとタイヤをどうしたかです。それでは~