シクロクロスをはじめよう その3:ホイールタイヤ編とペダルもね。

さて、車両選びからコンポ周りの組付けまで終了し、今回はホイールとタイヤの選定です。

ホイールですが、大きく分けて3種類
・クリンチャー
・チューブラー
・チューブレス
があります。

クリンチャーはタイヤの中にチューブを入れて使うタイプ。ママチャリなんかもこれで一番一般的ですね。

チューブラーはタイヤにチューブが縫いこまれており、ホイールに接着剤でつけて使います。ロードバイクのレースなんかでよく使われています。ロードバイク乗るまでこんなタイヤ知りませんでした(汗)

チューブレスは自動車やオートバイと同じで中のチューブが無いタイプです。自転車ではMTBではメジャーですがロードバイクではまだまだマイナーですね。

シクロクロスのレースではチューブラーが主流の用です。ダートの中を低圧のタイヤで走る為、クリンチャーだとリム打ちしてパンクしてしまう事があるからだとか。

今回は結構高かったのに家でローラー練用の成り下がっている「MAVIC キリシウム SLS」をチョイス。

手持ちのカーボンチューブラーもありますが、これを投入する勇気はさすがに無いので、マビック投入です。重量も1395gとクリンチャーホイールの中ではかなりの軽量級に属します。

ただ、普通にクリンチャーとして使ってもまぁ自分レベルなら良いかなとも思ったんですが、どうせならやってみたかったマビックホイールのチューブレス化にチャレンジしてみようかと思います。
※マビックのホイールはチューブレス未対応のものでもチューブレス化に成功している記事が結構ネットに上がってます。

こんな感じでスポークのホールが空いてない造りになっています。

そして用意したタイヤ等は、
・IRC SERAC CX TUBELESS   9,980円(2本合計 タイヤ)
・STANS NoTubes 44mm      2,190円(2本入バルブ部)
・IRC タイヤレバー        1,080円

通常のタイヤ交換と変わらないくらいの値段です。


タイヤはIRCのSERAC CX TUBELESS 結構ド定番ぽいので先ずはコレで試してみます。

「STANS NoTubes 44mm」は空気を入れるバルブです。チューブレスなのでチューブの代わりにこいつになります。

念のためですが、タイヤレバーをIRCから発売されているチューブレス用のものを1セット購入しておきます。

先ず、チューブレス用のバルブを仮組みしその後にタイヤをハメていきます。

バイクレースの時以来のチューブレスタイヤの手組みです。入れるのはバイクレースの時に比べたらそんなに苦労しませんが、このあたりは馴れなので人によっては結構辛く感じる人もいるかも知れません。

後、女性の力だとかなりコツを要しないと嵌めづらいかもしれません。

この時中性洗剤を薄めたものをビード面に塗っておくと滑りが良くなってハマりやすいですが、バイクなんかで使うビードワックスも試してみましたがリムブレーキの人はブレーキ面にビードワックスが付かないよう気を使う割には、バイクの時ほどメリットないなと思います。

またコツとしては、「最後にハメる部分」の間逆側のビードを落としておくこと。文章にするとわかりづらいんですが、これがわかってないと力技で押し込む事になります。
※オートバイでのチューブレスタイヤでの経験ですが、ここで力技で押し込むとビードが歪んだり最悪傷をつけてしまい、後のビード上げの際に「上がりづらい」「上がらない」となってしまうケースが見受けられていました。

さて、作業の続きです。タイヤをハメるまでは順調だったんですが、これバイクでもよくある話ですが、、、まぁビードが上がらん訳です(汗)

普通のロード用フロアポンプだとビード上げるくらいまで圧力が掛けられません。。。

※ホイールとタイヤの相性が合えばイケるとは思います。あくまで今回のケースではフロアポンプでは上がりませんでした。そもそも本来チューブレスホイールでも無いしねw

色々悩んだ結果、使いきりのCO2ボンベで上がるんじゃね?というのを思いつきチャレンジしたら大成功!

但し、毎回CO2ボンベ(約300円)で上げるのも馬鹿らしいので、コンプレッサー等が自宅に無い人は高圧タンクを買うというのも一つの手かと思います。チューブレスのビード上げに使う高圧タンク、調べた限り安いものでも5,000円位しますね。

私はバイクの時にコンプレッサー持っているので、もう一個のホイールは問答無用でコチラをチョイスしましたw

あとペダル類は色々調べた結果、無難にクランクブラザーズにし、

シューズはお安くY’s入間で約1万円で売られていたNORTHWAVEのベロクロで決定です。

と、これで完成ですが、ざっくり掛かったコストですは、

車両周り:10万円

タイヤ周り:1.3万円

ペダルクリートシューズ:1.6万円

嫁曰く、もはや新車買っても良かったんじゃないかw

という有難いご意見も頂きましたが、車両では10万円以下に抑えられたので良しとします。(フレームだけ後で買い換えても良いしwww)

これで後は怪我せず楽しむだけですね、ではでは〜

シクロクロスをはじめよう その1:車両選定編

ダートを走りたい。。。

昔のバイク連中からは「お前って奴はまた懲りずに」と言われそうですが、ダートに繰り出したい欲が自分の中でのストップ高状態になっております。

MTBも考えたんですが、
嫁さんより「汚れたジャージは誰が洗うんじゃ!」というグウの音も出ない正論をぶつけられしばらく頓挫しておりました。
入間のY’s RoadのMTBコーナーで立ち止まって車体みていると漏れなく早くこの場を立ち去るように諭される始末www

で、そんな正論に負けずにシクロクロスというロードとダートの良いとこ取りしたマシンならどうだろうと思ったわけです。
MTBほど激しくなさそうという、あくまで「情緒的な部分」に訴えかける作戦です。
実際、汚れるって意味ではほぼ互角だけどなwww

因みにオートバイレースの方にもロードバイクとモトクロスのミックスで「モタード」というジャンルがありますが、あちらは「モトクロッサーの車体」に「ロードのホイールとタイヤ(溝は彫ったり彫らなかったり)」
シクロクロスはロードに近い車体にタイヤがブロックパターンとなっています。
競技の成り立ちも違うのでどっちがどうと言う訳では無いですが面白いですね。
※因みにモタードはアスファルト7割、ダート3割のミックスレースです。

さて、なんとか嫁の許可も半ば強引に取り付けてシクロクロス入手計画に移ります。

選択肢は、、、
1:シクロクロスの完成車を購入 15万~
2:新品フレームのみ購入してパーツ組み フレーム8万~+パーツ???
3:中古の完成車を購入してリファイン 6万~+パーツ???
4:中古のフレームを購入してパーツ組み フレーム4万~+パーツ???
の4つ位かなと。

色々夢が膨らみまくりでしたが、まだどこまでやるかもわからないのとコスト的な兼ね合いで3or4でヤフオク、メルカリ等を物色。

中古の場合、車体サイズやらヤレ具合やら色々わからない所も多いので最悪はゴミだったとしてもダメージが少ない位の金額感で行きます。

後、フレーム(車両)選びの際に大きな分岐点があります。
カンチブレーキかディスクブレーキかの選択です。
1,2なら間違いなくディスクを選んだんですが、今回はコストを掛けないこととディスクブレーキ仕様の安価で軽いホイールが入手しづらい現状を考えて今回はカンチブレーキで行きます。
カンチブレーキなら家にあるホイールも使えますしね。

そして、入手して来た車両がコイツ!

Specialized CruX elite
コンポはSORA 9速
ホイールはカンパのカムシン3G

外見の傷は結構ありますが、どうせ土の中にダイブするし気にしません。
ボルトの錆は散見されますがまぁ想定範囲内です。

早速洗車したり、コンパウンドで磨いたりして蓄積された汚れを落としていきます。

クランクのボルトが一部欠損していることに気付く。。。
外れて危ないという事ではなく欠損しているボルトが無いとクランク外せませんw

とりあえず、このままでもタイヤをダート用に履き替えて最低限のメンテをすれば乗れなくは無いのですが、やっぱり消耗品やら持ってるパーツを最大限活用したいのでバラして組み直しを行います。

そのあたりのパーツ選定と組付けについてはまた次回に、ではでは!